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No.3850 ハローワークの求人方法が変わります

 令和2年1月6日より、ハローワークのシステムとインターネットサービスが変わります。これまで窓口で行っていた求人申込みが、『求人者マイページ』を開設すれば、会社のパソコンから行えるようになり、また求人票の様式が変わり、より詳しい求人情報や事業所情報を提供できるようになります。今回は、その変更点について紹介いたします。

<会社のパソコンから求人申込み>

<求人票が変わります>

 求職者の関心のある情報を追加、また時代に即さなくなった情報は削除するなど、掲載情報が変わります。追加される主な情報は、復職制度の有無、受動喫煙対策、正社員登用、36協定における特別条項などです。事業所の外観、職場風景、取扱商品などの画像情報も登録・公開できるようになります。

<求人票公開方法が変わります>

 ハローワーク内の検索用端末(来所者端末)とハローワークインターネットサービスが一本化され、求人票がそのまま同じタイミングでインターネットに公開されます。

 公開範囲を次の4つの区分に分け、設定することができます。設定はいつでも変更できます。

  1. すべての求職者に、事業所名等を含む求人情報を公開する
    (ハローワークに登録していない求職者から問合せがくる可能性があります)
  2. ハローワークに登録している求職者に限定して、事業所名等を含む求人情報を公開する
    (事業所名等を確認できるのはハローワークに登録している求職者に限られるため、1に比べて応募者が少なくなる可能性があります)
  3. 事業所名等を含まない求人情報を公開する
  4. 求人情報を公開しない

参考:
2020年1月6日からハローワークの利用方法が変わります
2020年1月6日から求人票と公開方法が変わります

2019.12.16

沖田 眞紀(おきた・まき)

特定社会保険労務士
社労士事務所コンフィデンス

千葉県出身。大手電機メーカーをはじめ、介護施設、建設関連会社等様々な業種で、人事労務を担当。長年の実務経験を活かし、現在は人事労務相談・助成金手続・就業規則作成などを中心に社会保険業務および各種相談業務を行っている。