死亡した人の生命保険料控除(準確定申告)
Q:死亡した人にも生命保険料控除証明書が必要だと聞きました。なぜですか?
A:死亡した人の確定申告を行うために必要になります。
死亡した人も、原則として確定申告を行う必要があり、これを「準確定申告」といいます。つまり、死亡した人のその年の1月1日から死亡したときまでの所得について、税金の計算をしなければならないのです。死亡したときまでに支払った生命保険料について、生命保険料控除の適用を受けるために、生命保険料控除証明書が必要になります。
●給与所得者で通常確定申告を行わない人の場合
死亡退職時に年末調整が行われて完了します。
●事業所得者など通常確定申告を行う人の場合
相続人は、相続の開始があったことを知った日の翌日から4カ月を経過した日の前日までに準確定申告をしなければなりません。死亡した人の所得税の準確定申告は、原則として相続人の連名により、その死亡した人の死亡時の納税地の所轄税務署長に提出しなければなりません。
2023.04.01 (栗原)