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生保税務 個人編

証明書

Q:生命保険料控除を受けるためには、どのような証明書を添付する必要がありますか。

A:生命保険料控除を受けるためには、その年中に実際に支払った生命保険料の金額を証明する書類を、申告の際に添付することが必要です。ただし、平成23年12月31日以前に締結した保険契約(旧契約)等で年間保険料が9千円以下のものについては、その必要がありません。

生命保険料控除を受けるために必要な証明書は、支払った保険料の金額、および保険契約者の氏名などを記載した生命保険会社の発行する証明書や保険料領収証ですが、下記の書類でも差し支えありません。

  1. 第1回保険料(月払以外)
    第1回保険料充当金領収証(保険料仮領収証)
  2. 郵便振替払込による簡易保険の保険料で前年以前に締結した契約に係るもの
    保険料振替払出通知書(その年の12月分に係るものもしくは直近の月分に係るもの、またはその年中の最後に支払った月分に係るものに限られます)。
  3. 月払契約の保険料
    ・その年の9月30日以前に締結された契約
    その年中に支払った生命保険料の金額の記載に代えて、次に掲げる事項を記載した書類
    1カ月分の生命保険料の金額(ただし金額の異動があった場合は、その前後の1カ月分の生命保険料の金額および異動月)、配当金、その年中に締結された契約については契約月、その年中に失効、解約または契約期間の満了により払い込みがなくなったものについては、最終の支払月
    ・その年の10月1日以後に締結された契約
    第1回保険料充当金領収証(保険料仮領収証)
  4. 給与天引きの保険料や確定給付企業年金の一部負担金
    勤務先の代表者または代理人が「保険料控除申告書」の保険料支払額や氏名等を確認し、「給与支払者確認印」欄に認印を押した場合は、証明書の添付は必要ありません。

(参考)
電子申告で所得税の確定申告を行う場合の添付省略
所得税の確定申告をe-TAXを利用して行う場合、生命保険料控除を受けるために必要な証明書は、その記載内容を入力して送信することにより、税務署等への提出を省略することができます。

2023.04.01 (栗原)