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生保税務 法人編

個人年金保険

Q:会社が契約者となり、被保険者を従業員として、個人年金保険を契約しようと考えています。保険料の経理処理はどのようになりますか。

A:契約形態により異なります。

【契約形態1】

契約者 被保険者 年金受取人 死亡給付金受取人 経理処理
法人 従業員 法人 法人 資産計上

<例>この契約形態で、毎月30万円の保険料を支払っている場合

借 方 貸 方
保険料積立金 30万円 現金・預金 30万円

【契約形態2】

契約者 被保険者 年金受取人 死亡給付金受取人 経理処理
法人 従業員 従業員 従業員の遺族 給与

<例>この契約形態で、毎月30万円の保険料を支払っている場合

借 方 貸 方
給与 30万円 現金・預金 30万円

【契約形態3】

契約者 被保険者 年金受取人 死亡給付金受取人 経理処理
法人 従業員 法人 従業員の遺族 90% 資産計上
10% 損金算入

(注)役員または特定の従業員のみを被保険者とする場合、10%部分は給与となります。

<例>この契約形態で、毎月30万円の保険料を支払っている場合

借 方 貸 方
保険料積立金 27万円 現金・預金 30万円
福利厚生費 3万円

2023.04.01 (栗原)